ミニ・レビュー
前後に2曲のソロを配置、中はオーケストラとの作品が演奏されている。どの曲でもリシエツキのソロは若々しく、キラキラ輝いており、上品さにもあふれ、流麗さも抜群。オーケストラの方もピアノと同様、明るく生き生きとしており、胸のすくような鮮烈さだ。
ガイドコメント
95年生まれのピアニスト、ヤン・リシエツキのドイツ・グラモフォンでの4作目となるアルバム。クシシュトフ・ウルバンスキ指揮NDRエルプ・フィルハーモニー管弦楽団とともに十八番のショパン作品を録音。煌めくような才能を味わうことができる。
収録曲
ショパン:
01アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ ト長調/変ホ長調op.22
02ロンド・クラコヴィアク ヘ長調op.14
03モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲変ロ長調op.2
04ポーランド民謡による幻想曲イ長調op.13
05夜想曲嬰ハ短調 (遺作)
演奏
ヤン・リシエツキ(P) クシシュトフ・ウルバンスキ指揮 NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団