ミニ・レビュー
16〜17世紀スペイン。植民による黄金と没落の世紀、そこにどんな音楽が響いていたのか想いを及ばせるファンタジー。かの時代のオルガン作品が、リコーダー、弦、ハープ、打楽器など、とりどり組み入れた彩り賑々しい編曲でヴィヴィッドに息づく音の隙間で、栄枯盛衰の光と翳、ふいと気分が明滅する。
収録曲
01第2旋法による足鍵盤付きティエント (カバニーリェス/古橋潤一編)
02第4旋法によるティエント (第15番) (コレア・デ・アラウホ/古橋潤一編)
03フォリアス (オルティス、カベソン/古橋潤一編)
04第一旋法によるガリャルダス (カバニーリェス/古橋潤一編)
05ソプラノの分割ストップのための第7旋法による5番目のティエント (第29番) (コレア・デ・アラウホ/古橋潤一編)
06パンジェ・リングァによる3声部曲 (アギレラ・デ・エレディア/古橋潤一編)
07第5旋法による戦いのティエント (カバニーリェス/古橋潤一編)
08ラ・アルタの定旋律による3声部曲 (カベソン/古橋潤一編)
09第5旋法によるトッカータ (カバニーリェス/古橋潤一編)
10第一旋法による両手のためのティエント・リェーノ (カバニーリェス/古橋潤一編)
11第8旋法による戦いのティエント (アギレラ・デ・エレディア/古橋潤一編)
12第1旋法によるパッサカーリェス (オルガン・ソロ) (カバニーリェス)
13パバーナ・イタリアーナ (カベソン/古橋潤一編)
14第4旋法によるティエント・リェーノ (アギレラ・デ・エレディア/古橋潤一編)
15第1旋法によるパッサカーリェス (カバニーリェス/古橋潤一編)
16ソプラノの分割ストップのための第10旋法によるティエント (第36番) (コレア・デ・アラウホ/古橋潤一編)
録音
(1)〜(15)2016.5 (16)2015.5