ミニ・レビュー
サックスの草創期における天才としてその名をほしいままにする奏者が率いる四重奏団の演奏が、奇跡的に素晴らしい“音”で楽しめるようになった。制作陣の努力にまず敬意を表したい。針音などはもちろんするしモノーラルではあるけれど、アマチュアにもおなじみのリヴィエ作品など、それら“雑音”が気にならなくなる名演。
収録曲
01民謡風ロンドの主題による序奏と変奏 (ピエルネ)
02グラーヴェとプレスト (ジャン・リヴィエ)
03小四重奏曲〜3.滑稽なセレナーデ (ジャン・フランセ)
04序奏とスケルツォ (ウジェーヌ・ボザ)
05アンダルシアの騎士 (ピエール・ヴェローヌ)
06弦楽四重奏曲第1番〜スケルツォ (シューマン)
07弦楽四重奏曲第7番「美しき水車小屋の娘」〜不安 (ヨアヒム・ラフ)
08弦楽四重奏曲第7番「美しき水車小屋の娘」〜弁解 (ヨアヒム・ラフ)
09アヴェ・ヴェルム・コルプス (モーツァルト)
10弦楽四重奏曲第1番〜スケルツォ (リムスキー=コルサコフ)
11無言歌集第6巻〜紡ぎ歌 (メンデルスゾーン)
12野獣園〜イルカ (ピエール・ヴェローヌ)
13かくれんぼ (ロベール・クレリス)
14スペイン組曲〜セヴィリャ (アルベニス)
15メヌエット (ジョヴァンニ・ボルツォーニ)
16半音階的ワルツ (ピエール・ヴェローヌ)
17弦楽五重奏曲ホ長調G.275〜メヌエット (ボッケリーニ)
18子供の情景〜トロイメライ (シューマン)
19弦楽四重奏曲第41番〜スケルツォ (ハイドン)
20「サクソフォン四重奏曲」カンツォーナ・ヴァリエ〜主題とスケルツォ (グラズノフ)
21無言歌集op.30-4「さすらい人」 (メンデルスゾーン)
22野獣園〜イルカ (ピエール・ヴェローヌ)
23「三つのソナタ」〜K.519スケルツォ (D.スカルラッティ)
24熊蜂の飛行 (リムスキー=コルサコフ)