ミニ・レビュー
カルダーラはヴィヴァルディよりちょっと年上のヴェネツィアの作曲家で、日本でも何枚もCDが出ている。この“モテット”は壮年期の作品だが、新規さはないが、円熟したバロック王道の書法に守られた落ち着きがある。曲間にスウェーリンクら古いオルガン曲を入れて、アルバム全体を締めている。
収録曲
01トッカータとプレリュード (ヴェックマン)
02私の肉はまことの食物 (カルダーラ)
03私は嘆きによって疲れ (カルダーラ)
04私をかえりみ、憐れんでください (カルダーラ)
05我が愛する神に (トゥンダー)
06主よ、私を憐れんでください (カルダーラ)
07ほむべきかな (カルダーラ)
08主よ、私の声を聞いてください (カルダーラ)
09第2旋法によるトッカータ (スウェーリンク)
10私が悩みのうちに主に呼ばわると (カルダーラ)
11主が通りかかられると (カルダーラ)
12この魂を貫いてください 愛するイエスよ (カルダーラ)
13私の罪は数知れず (カルダーラ)
14詩篇116 (スウェーリンク)
15私は生きたパンである (カルダーラ)
16おお、聖餐よ (カルダーラ)
演奏
ユナイテッド・コンティヌオ・アンサンブル(イェルク・メーダー(VN) トーマス・C・ボイセン(指揮,テオルボ) ヨハネス・へメルレ(OG)) (2)(4)(6)(8)(10)(16)インゲボルク・ダルハイム,(2)(8)(15)アンナ・ケルンホーファー(S) (3)(4)(6)(7)(11)〜(13)(15)フランツ・ヴィツム,(7)アレックス・ポッター(C-T) (3)(11)(13)ヤン・ファン・エルザッカー(T) (3)(4)(6)(8)(10)(12)(13)(16)フロリアン・ゲッツ(BS)