ミニ・レビュー
フルート(横笛)の合奏を聴いていると、ルネサンス期の声楽アンサンブルのような優しくて温かい気持ちになる。そう、まだ人の声が主役の時代の音楽なのだ。古楽器を奏でるアテニャン・コンソートの演奏は、まるで歌のように耳に快く響く。笛の音を通じて語り合い、リュートやテオルボと戯れる。癒しのひと時。
収録曲
01わたしの恋人は美しい (パレストリーナ/バッサーノ編)
02ファンタジア (バッサーノ)
03第10カンツォーナ (ルッツァスキ)
04リュートの騎士〜ファンタジア (詳細不詳)
05第17カンツォーナ (グヮーミ)
06第2ファンタジア (フレスコバルディ)
07幼き恋神 (スヴェーリンク)
08わたしの魂を導く両眼 (スヴェーリンク)
09詩篇 第9篇 (スヴェーリンク)
10決意は定まった (ピルキントン)
11ファンタジア「鳩」 (モーリー)
12ガリアード (眠れ、あてどない思いよ) (ダウランド/ナイジェル・ノース編)
13ファンタジア (ルーポ)
14ファンタジア (ギボンズ)
15第1アントレ (バラール)
16もし、この魂の思うところが (テシエ)
17あの人を想うだけでも罪というなら (ボエセー)
18ため息をつく霊たちよ (ゲドロン)
19運命よ、なんと厳しく (ゲドロン)
20もしも、語りと静けさとが (ゲドロン)
21リュリ氏の「軽業師たちのシャコンヌ」 (ド・ヴィゼー)
22わたしの女羊飼い (ランベール)
23あの人を想うだけでも罪というなら (ボエセー/オトテール編)
24恋よ、恋だけが (ランベール)
25プレリュード (ド・ヴィゼー)
26シャコンヌ (ド・ヴィゼー)
273本の笛のためのファンファーレ (オトテール)
28ブリュネットとトリオ「誰よりも忠実な恋人」 (オトテール)
293本の笛のための英国の調べ (オトテール)
30第1ソナタ ト短調 (ボワモルティエ)
演奏
アテニャン・コンソート ケイト・クラーク(FL) ナイジェル・ノース(LUTE,テオルボ) 他