ミニ・レビュー
1960年代、中村紘子は間違いなく日本を代表するピアニストとしての実力と人気を誇っていた。チャイコフスキーは1963年、18歳の記録。 若き岩城宏之が指揮するN響をバックに彼女のピアノはキラキラと輝いていた。1967年のショパンも瑞々しい。矢代秋雄のピアノ協奏曲は1967年の東京文化会館におけるステージ初演。
ガイドコメント
2016年に急逝した日本を代表するピアニスト、中村紘子の1960年代の貴重な録音。チャイコフスキーは18歳時の溌剌とした演奏、4年後のショパンも清々しい。矢代秋雄のピアノ協奏曲は、記念すべき初演時の名演だ。
収録曲
[Disc 1]
01ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op.23 (チャイコフスキー)
[Disc 2]
01ピアノ協奏曲第1番ホ短調op.11 (ショパン)
02ピアノ協奏曲 (矢代秋雄)
演奏
中村紘子(P) NHK交響楽団 [1] (1) [2] (1)岩城宏之, [2] (2)森正(指揮)
録音
[1] (1)63.2 [2] (1)67.7 (2)67.11