ミニ・レビュー
いつだって打楽器は時代の先端を突っ走ってきた。パリからアメリカにわたったヴァレーズ、前衛そのもののケージ、時代の寵児ライヒ、そして新進のトレヴィノに至るまでアメリカで生まれた打楽器作品の“系図”が紐解かれるアルバムだ。打楽器界の風雲児上野信一の目にかなった奏者たちを擁しての決定盤的演奏。
収録曲
01キャッチング・シャドウ (トレヴィノ)
02打楽器のためのカルテット (クラフト)
03マレット・カルテット (ライヒ)
04ヴァイオリンと打楽器のための協奏曲 (ハリソン)
05サード・コンストラクション (ケージ)
0613人の打楽器奏者のための「イオニザシオン」 (ヴァレーズ)
演奏
上野信一(PERC,指揮) 上野信一&フォニックス・レフレクション (4)花田和加子(VN) (6)打楽器アンサンブル
録音
(1)(4)(6)2016.2 (2)(5)2016.4 (3)2016.6