ミニ・レビュー
ヴォデニチャロフは1964年生まれのブルガリア出身の作曲家で、フランスで学び高い評価を受けている。その作品はいわゆる前衛風だが、個々の音は美しく、楽器の性質から離れてはいない。作風も多様だ。曲自体の凝縮度と緊張感など、刺激的で面白い。その魅力を引き出している演奏者たちも素晴らしい。
収録曲
ヤセン・ヴォデニチャロフ:
01メビウスの輪
02ブルー・エコー
03バッカスとアリアンヌ
04沈黙の軌跡
05ラメント (挽歌)
06クラリネットと室内オーケストラの為のコンチェルト
演奏
(1)ダニエル・チャンポリーニ,ミケル・チェルッティ(PERC) ディミトリ・ヴァシラキス,棚田文紀(P) (2)アンドレ・フェイディ(TP) イヴァン・ソトヤノフ指揮 ソフィア・ソロイスツ室内管弦楽団 (3)アメリ・ボウラス(FG) 棚田文紀(チェレスタ) (4)エステュディアンティーナ四重奏団 (5)ポール・メファノ指揮 ニューアンサンブル・フォー・モダン・ミュージック (6)ルノー・デバゼイユ(CL) パトリック・ダヴァン指揮 アンサンブル・イティネレール