ミニ・レビュー
ピアノもオケも余裕で演じ切る、20世紀前半のモダン・コンチェルトの代表格2作。かつての尖鋭的な現代性にとって代わるものとして、ラン・ランとラトルのコラボが提示するのは超絶技巧を超越したところにある作品の普遍性。つまり“クラシック”。録音セッションの模様を伝えるDVDも必見。
ガイドコメント
ラン・ランとサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルが共演したプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番とバルトークのピアノ協奏曲第2番を収録したアルバム。DVD『ザ・ハイエスト・レベル』をセットにした来日記念スペシャル・エディション。
収録曲
[Disc 1]
プロコフィエフ:
01ピアノ協奏曲第3番ハ長調op.26
バルトーク:
02ピアノ協奏曲第2番Sz.95 BB.101
[Disc 2]〈DVD〉
01ラン・ラン、ラトルのインタビューを含む約60分のレコーディング・ドキュメンタリー
02ピアノ協奏曲第3番 (全曲) (通しリハーサル演奏) (プロコフィエフ)
演奏
ラン・ラン(P) サー・サイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団