ミニ・レビュー
二つのマンドリンと、それよりも少し大きめで低い音の出るマンドラ。その組み合わせによるアンサンブルが、この青葉マンドリン室内楽団。そこに響きの質感が異なってクッキリと浮かぶギターを加えて四重奏とし、さまざまなジャンルと時代の作品に挑戦している。堅実さと誠実さの滲む演奏。
ガイドコメント
マンドリンを中心とした4人の奏者による青葉マンドリン室内楽団のメジャー・デビュー・アルバム。「さくらさくら」による変奏曲のほか、歌劇「魔笛」序曲、ミュージカル『キャッツ』より「メモリー」など親しみやすいメロディの数々が収録されている。
収録曲
01日本古謡「さくらさくら」による変奏曲 (肝付兼美)
02マズルカ「春」 (メラナ=フォクト)
03ロマンス「郷愁」 (アマデイ)
04ボレロ (カッペッレッティ)
05ロンドop.127 (カラーチェ)
06アダージョとスケルツォ「彼らがいた時代」 (サルヴェッティ)
07歌劇「魔笛」序曲 (モーツァルト/アリエンツォ編)
08弦楽四重奏曲第1番〜第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」 (チャイコフスキー/フォルテア編)
09ウヴェルチュール (野崎勇喜夫)
10アダージョとロンドop.176 (ムニエル)
11ミュージカル「キャッツ」〜メモリー (ロイド=ウェバー/肝付兼美編)
12ワン・ステップ「マリア-ルイーザ」 (アゴスティーニ)