ミニ・レビュー
ヴァッセナール伯の作品は、かつてペルゴレージ伝と言われた作品。その後紆余曲折を経てヴァッセナールなる素人の作品と一応なったが、誰の作であろうが、傑作であることに違いはない。演奏がまことに親密で、静謐さと躍動感とが素晴らしく、これらの作品の魅力を余すところなく表出している。
ガイドコメント
オランダの指揮者コープマンがアムステルダム・バロックo.を率いて80年代半ばに録音したヘンデルの合奏協奏曲集と「6つのコンチェルト・アルモニコ」。きらびやかな音色をたっぷりと引き出している。
収録曲
ヘンデル:〈合奏協奏曲集op.6〉[Disc 1]
01合奏協奏曲第6番ト短調
02合奏協奏曲第4番イ短調
03合奏協奏曲第2番ヘ長調
04合奏協奏曲第1番ト長調●ヴァッセナール伯:
[Disc 2]〈6つのコンチェルト・アルモニコ集〉
01協奏曲第4番ト長調
02協奏曲第2番変ロ長調
03協奏曲第5番ヘ短調
04協奏曲第3番イ長調
05協奏曲第1番ト長調
06協奏曲第6番変ホ長調
演奏
トン・コープマン指揮 アムステルダム・バロック管弦楽団