ミニ・レビュー
テレマン250年なればこその企画は、曲良し、演奏良し、録音もまずまず。MAKでの尖った過去とは対照的なまでに丸味を帯びた温もりのあるアプローチが全編を貫いており、ピリオド“風”モダンオケ、合唱との相性も絶妙。フェスティヴな曲趣も上品にまとまり、声楽はまろやかに飛翔する。★
ガイドコメント
ラインハルト・ゲーベル指揮バイエルン室内フィルハーモニーによるテレマンのオラトリオ「愛らしい平和よ、聖なる信仰よ」の世界初録音。「アウクスブルクの和議」から200周年となる1755年にルター会派の依頼で作曲された曲が色鮮やかによみがえる。
収録曲
テレマン:
01オラトリオ「愛らしい平和よ、聖なる信仰よ」TWV13-18
演奏
ラインハルト・ゲーベル指揮 バイエルン室内フィルハーモニー バイエルン放送合唱団 レグラ・ミューレマン(S) ダニエル・ヨハンセン(T) ベンヤミン・アップル(BR) ステファン・マクロード(BR) 他