ミニ・レビュー
70年代後半、ブリュッヘンをはじめクイケンやレオンハルトなどオランダを中心に活躍し、古楽興隆の立役者となった名手たちが参画したテレマンのトリオ・ソナタ集。縦笛と横笛を使い分け、見事な演奏を聴かせるブリュッヘンは2014年に亡くなったが、その演奏は今も色褪せない。
ガイドコメント
ブリュッヘンらオリジナル楽器演奏の先達らによるテレマン。トリオ・ソナタは、当時の庶民の音楽愛好家に向けて書かれたもの。さまざまな作曲技法や楽器特性に通じていたテレマンの音楽世界が広がる。
収録曲
テレマン:
[Disc 1]
01「音楽の練習帳」〜第7番 ブロックフレーテ、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ヘ長調TWV42-F3
02「音楽の練習帳」〜第11番 フラウト・トラヴェルソ、オーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ニ短調TWV42-d4
03「音楽の練習帳」〜第8番 ブロックフレーテ、オブリガート・チェンバロと通奏低音のためのトリオ・ソナタ変ロ長調TWV42-B4
04「忠実な音楽の師」〜2つのブロックフレーテと通奏低音のためのトリオ・ソナタ (イントロドゥツィオーネ)ハ長調TWV42-C1
05「音楽の練習帳」〜第4番 フラウト・トラヴェルソ、オブリガート・チェンバロと通奏低音のためのトリオ・ソナタ イ長調TWV42-A6
[Disc 2]
01「ダルムシュタットの手稿譜」〜ブロックフレーテ、パルドゥーシュ・ヴィオールと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ニ短調TWV42-d7
02「3つのトリエットと3つのスケルツォ」〜第2番 2つのフラウト・トラヴェルソと通奏低音のためのスケルツォ ホ長調TWV42-E1
03「6つのトリオ」〜第2番 ブロックフレーテ、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ イ短調TWV42-a1
04「音楽の練習帳」〜第1番 ブロックフレーテ、オーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ハ短調TWV42-c2
05「音楽の練習帳」〜第9番 フラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ホ長調TWV42-E4
演奏
フランス・ブリュッヘン( [1] (1)(3)(4) [2] (1)(3)(4)BF, [1] (2)(5) [2] (2)(5)FT) グスタフ・レオンハルト(HC) ヴィーラント・クイケン( [1] (1)VG, [2] (1)パルドゥーシュ・ヴィオール) [1] (1)(2) [2] (1)〜(3)(5)アンナー・ビルスマ(VC) [1] (2) [2] (4)ポール・ドンブレヒト(OB) [1] (3)(5)アントニー・ウッドロウ(CB) ボブ・ファン・アスレン(HC) [1] (4)ワルター・ファン・ハウヴェ(BF) [1] (4) [2] (4)ブライアン・ポラート(FG) [2] (2)バルトルド・クイケン(FT) [2] (3)(5)シギスヴァルト・クイケン(VN)
録音
[1] (1)(3) [2] (1)(3)(5)78.2 [1] (2)(4)(5) [2] (2)(4)78.