ミニ・レビュー
15世紀半ばに地中海の西半分ほどを支配したスペイン王。その王室がナポリに置かれた時、そこではどんな宮廷舞曲が聴かれていたか。ということを体験してみようというコンセプトのCD。そこで聴かれるのは、雅やかだが、思いのほか率直な感興を示した作品の数々。ぜひお聴きあれ。
収録曲
01サペイ (野原)
02バッサ・ダンツァ「ラ・ヴェルデレーテ」
03クリンの生きかた
04バッロ「ユピテル (大神)」
05バッロ「グリエルミーノの娘」
06バッロ「ベルフィオーレ (美しき花)」
07フランス風バッロ「アモローゾ (いとしく)」
08アルタ
09わが婦人カテリーナ
10スペイン風カラータ
11バッロ「優美な男」/バッロ「不実な女」
12「スペインの王」の調べをもとに
13バッロ「テザーラ」
14さまざまな拍子によるファッラ (ファリャ)
15バッロ「わたしは希望をもつ」
16バッロ「ジョイオーゾ (楽しく)」/フランス風バッロ「プティ・リアンス (ささやかなものごと)」
17ストランボット「恋神よ、わたしに何をした」
18バッロ「嫉妬」
19わたしは大きなため息を
20バッロ「指輪」/バッロ「ヴェルセッペ」
21バラーダ「ディンドリンディン」
22バッロ「ベルリグヮルド」
23フォリア「ベルドリンの美談」
演奏
カルレス・マグラネル(VG,指揮) カペリャ・デ・ミニストレルス