ミニ・レビュー
ヴァイルを中心に、アメリカに亡命した独墺系作曲家4名を取り上げたアルバム。リンジーはフランス近代作品で高い評価を受けている。トロティニョンはパリで活躍するジャズマン。特にヴァイルは秀逸。随所に即興演奏が顔を覗かせ、リンジーのほうもクラシカルな世界を軽々と飛び越えている。
収録曲
01ナナの歌 (ヴァイル)
02「三文オペラ」〜海賊ジェニー/バーバラ・ソング (ヴァイル)
03「星空に迷い込んだ男」〜めんどうな男 (ヴァイル)
04讃歌 (A.マーラー)
05あんたなんて好きじゃない (ヴァイル)
06「星空に迷い込んだ男」〜千里の道/ビッグ・モール (ヴァイル)
07今は見ないで (ヴァイル)
08雪は鈴のように (コルンゴールト)
09静まり返った町 (A.マーラー)
10月よ、お前は遠くに (コルンゴールト)
11「街の風景」〜さびしい家/一緒に逃げよう (ヴァイル)
12別れの手紙 (ヴァイル)
13「マハゴニー市の興亡」〜賭ける奴がいるから (ヴァイル)
14夜勤シフトの相棒に/ベルリンは光の中で (ヴァイル)
15そしてその日、すべては彼の苦しみに (ツェムリンスキー)
16至福のひととき (ツェムリンスキー)
演奏
ケイト・リンジー(MS) バティスト・トロティニョン(P)