ミニ・レビュー
文字通りピアノが歌う演奏がぎっしり詰まっている(18曲収録)。地道な演奏活動で培われた表現はどれも慈しむように優しい。横内愛弓自身のピアニストとしての趣味趣向やアイデンティティが浮かんでくる内容でもある。写真集ばりのブックレットと添え書き風な解説文も一興。
収録曲
01さくらさくら幻想曲 (平井康三郎)
02主よ人の望みの喜びよ (J.S.バッハ)
03アラベスク第1番 (ドビュッシー)
04エリーゼのために (ベートーヴェン)
05トロイメライ (シューマン)
06ユモレスク (ドボルザーク)
07ラプソディー・イン・ブルー (ガーシュイン)
08シシリエンヌ (フォーレ)
09ロマンス (レシェティツキ)
10月の光 (ドビュッシー)
116つの小品より間奏曲op.118-2 (ブラームス)
12ノクターン (遺作) (ショパン)
13パガニーニの主題による狂詩曲第18変奏 (ラフマニノフ/横内愛弓編)
14幻想即興曲 (ショパン)
15エチュードop.10-5「黒鍵」 (ショパン)
16仔犬のワルツ (ショパン)
17ピアノソナタ「悲愴」〜第2楽章 (ベートーヴェン)
18樅の木 (シベリウス)