ミニ・レビュー
フィオレは父スカルラッティと同時代に活躍したイタリアのチェロ奏者・作曲家。チェロを単なる低音域の伴奏楽器から脱皮させ、自立した大きな表現力を発揮させるような作品を残している。それはまた人の声とチェロによるもの、その両者の歌のコラボレーションを麗しいものにしている。
収録曲
01チェロ独奏のためのソナタ ト長調 (フィオレ)
02「大タメルラーノ」〜愛神に仕える者は (ズィアーニ)
03アルマンドとドゥーブル ハ短調 (モンツァ)
04チェロと通奏低音のためのシンフォニア ハ長調 (フィオレ)
05「統治せるエルヴィーラ」〜わたしは国を愛し、息子も愛する (作者不詳)
06練習曲第11番 (フィオレ)
07チェロ独奏のためのソナタ ト長調 (フィオレ)
08「ラダミスト」〜やさしき苦しみはいとおしく (マーニ)
09チェロ独奏のためのソナタ (フィオレ (?))
10アルマンド ニ長調 (モンツァ)
11練習曲第12番ニ短調 (フィオレ)
12「シチリアのオッタヴィアーノ」〜天に逆らう星々よ、武具をとれ (バッラロッティ)
13「美徳の力」〜あなたの愛しい唇を喜ばせるのに (ポッラローロ)
14練習曲第13番ハ長調 (フィオレ)
15チェロ独奏のための低音伴奏付きシンフォニア変ロ長調 (フィオレ)
16「イエローネ、シラクーザの暴君」〜恋する相手を見られないとは (サバディーニ)
17練習曲第14番ハ短調-ムニュエ (メヌエット) (フィオレ)
演奏
エリナー・フライ(VC) ロレンツォ・ギエルミ(HC) エステバン・ラ・ロッタ(テオルボ) (2)(5)(8)(12)(13)(16)スージー・ルブラン(S)