ミニ・レビュー
何と慈愛に満ちた響きだろう。読売日本交響楽団で同団初となるソロ・コントラバスのポジションを務める石川 滋がクラシックの名曲を奏でる。ケルン放送響の河原康則と並ぶわが国屈指の名奏者による軽やかな弓使いの素晴らしさ。穏やかな低音は最高の癒しだ。
ガイドコメント
現代人は多くのストレスを受けて生活している。といって誰もがフィットネスなどに時間やお金をかけることはできない。本作は日本を代表するコントラバス奏者の石川滋による深々とした低音で、心と体を揉みほぐしていく。
収録曲
01月の光 (ドビュッシー)
02白鳥 (サン=サーンス)
03アヴェ・マリア (シューベルト/林そよか編)
04ヴォカリーズ (ラフマニノフ)
05G線上のアリア (J.S.バッハ)
06夢のあとに (フォーレ)
07タイスの瞑想曲 (マスネ)
08マドリガル (シモネッティ)
09ノクターン (チャイコフスキー/フィッツェンハーゲン編)
10亡き王女のためのパヴァーヌ (ラヴェル/林そよか編)
11雨上がりの街角 (林そよか)
12風のとおり道 (久石譲/林そよか編)