ミニ・レビュー
イブラギモヴァは、現在最も注目されている若手ヴァイオリニストの一人かも。その彼女が録音したモーツァルトのソナタ集もすでに4枚めとなったが、その持ち味はいよいよ清楚な魅力を強めている。何より演奏家のあざとい自己主張ではなく、作品自らに語らせる姿勢を貫いている点が良い。
収録曲
モーツァルト:
[Disc 1]
01ヴァイオリン・ソナタ第25番ヘ長調K.377
02ヴァイオリン・ソナタ第3番変ロ長調K.8
03「ああ、私は恋人を失った (泉のほとりで)」の主題による6つの変奏曲ト短調K.360
04ヴァイオリン・ソナタ第20番ハ長調K.303
[Disc 2]
01ヴァイオリン・ソナタ第30番ハ長調K.403 (マクシミリアン・シュタットラー補完)
02ヴァイオリン・ソナタ第8番ヘ長調K.13
03ヴァイオリン・ソナタ第13番ハ長調K.28
04ヴァイオリン・ソナタ第11番変ホ長調K.26
05ヴァイオリン・ソナタ第26番変ロ長調K.378
演奏
アリーナ・イブラギモヴァ(VN) セドリック・ティベルギアン(P)