ミニ・レビュー
モスクワ生まれで伊仏のバロック・アンサンブルで演奏を重ねてきたべゲルマンと仲間たちの演奏。クルレンツィスの名を出すまでもなく、今ロシアが熱い(?)。ラテン的でありながら辛辣な影を宿した絶妙な魅力。ソナタ7作品と「無伴奏」から1曲、その内4作は世界初録音と言うから驚く。★
ガイドコメント
アレクセイ・リュビモフ、エンリコ・オノフリに学んだ新世代のバロック・ヴァイオリニスト、ボリス・ベゲルマンのドイツ・ハルモニア・ムンディでのデビュー・アルバム。収録されたテレマンの7曲のヴァイオリン・ソナタのうち、4曲が世界初録音となる。
収録曲
テレマン:
01ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調TWV41-G1
02ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調TWV41-d5
03無伴奏ヴァイオリンのためのファンタジア第9番ロ短調TWV40-22
04ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調TWV41-g1
05ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調TWV41-d6
06ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調TWV41-a1
07ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調TWV41-e8
08ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調TWV41-G10
演奏
アルセナーレ・ソノーロ(ボリス・ベゲルマン(バロック・VN) ルドヴィコ・タケシ・ミナージ(バロック・VC) アレクサンドラ・コレネワ(HC))