ミニ・レビュー
その作品よりも美声のボーイソプラノだったハイドン少年を見出し、ウィーンで音楽の基礎教育を施した存在として認知されているロイター(1708-75)。独の古楽アンサンブル、ラ・ジョイア・アルモニカが、その作品の魅力を丁寧に解きほぐしてくれる。同時に古楽演奏のすそ野の広がりも実感。
収録曲
ロイター:
01「アレッサンドロの偉大」〜アリア「来たれ、めでたき時代よ」
02モテット「正しき者の魂は、神の手のうちに」
03ピツィカート〜ダルシマーと合奏による
04「アルキダミア」〜アリア「厳しき掟は、あなたを讃える者たちに」
05アレグロ〜器楽合奏による
06モテット「今この日、聖なる者たちの教会は」
07モテット「いとも聖なるヴァーツラフ」
08「救われたベトゥーリア」〜アリア「枯れてしまえば、何も得られぬ河岸よ」
09復活祭のモテット「蘇られた、よき羊飼いは」
10聖三位一体のモテット「神よ、慰めてくださる父なるかたよ」
11「神となったヘルクレス」〜アリア「ただひとり、いとしきかたに、わたしは」
演奏
モニカ・マウフ(S) スタニスラヴァ・イルクー(A) ユルゲン・バンホルツァー(指揮,OG) ラ・ジョイア・アルモニカ マルギット・ユーベラッカー(ダルシマー)