ミニ・レビュー
郷愁を誘うモリコーネのメロディで始まる坂下忠弘のセカンド・アルバム。ルグランの「愛のささやき」を聴いて欲しい。Dis Moiという語りかけの何と繊細なことか。武満徹の「めぐり逢い」における洗練された感覚も秀逸だ。優しい歌声がひと時の癒しを与えてくれる佳品。★
収録曲
01映画「ニュー・シネマ・パラダイス」〜愛のテーマ (モリコーネ/鳴海周平編)
02セレナード (グノー)
03愛のよろこび (マルティーニ)
04オーベルニュの歌〜バイレロ (カントループ)
05音楽は優しい音が消えても (クィルター)
06愛の小径 (プーランク)
075つのギリシャ民謡〜向こうの教会へ (ラヴェル)
083つのシャンソン〜天の三羽の美しい鳥 (ラヴェル)
09エンパイア劇場の歌姫 (サティ)
10歌劇「死の都」〜私に残された幸せは (マリエッタの歌) (コルンゴルト)
11オブリビオン (忘却) (ピアソラ/鳴海周平編)
12映画「水の中の小さな太陽」〜愛のささやき (ルグラン/寺嶋陸也編)
13明日ハ晴レカナ曇リカナ (武満徹/鳴海周平編)
14うたうだけ (武満徹/鳴海周平編)
15めぐり逢い (武満徹/鳴海周平編)
16ねむの木の子守歌 (山本正美)