ミニ・レビュー
古典からロマンへと移り変わる激動の時代を生きたライヒャの室内楽作品をあつめたディスク。彼の作品は、各楽器から豊かに歌を紡ぎだし、それを融合させて華やかな響きを創り出す手腕が見事である。その作品の魅力を実感させてくれるのは奏者たちの高度な技術と多彩な音色によるところも大きい。
収録曲
ライヒャ:
[Disc 1]
01弦楽四重奏曲ホ長調op.95-1
02弦楽五重奏曲ヘ長調op.92-1
[Disc 2]
01ピアノ・ソナタ ホ長調op.40
02「フーガ型練習曲集」op.97〜練習曲「異名同音」
03アンダンテ・マエストーゾ
04「魔笛」の主題によるピアノ・ソナタ (変奏曲)ヘ長調
05「12のフーガ」〜フーガ第9番「和声の環」
06グルックの主題による変奏曲op.87
[Disc 3]
01ピアノ三重奏曲ニ短調op.101-2
02チェロ三重奏曲〜三つのチェロのための
演奏
[1] (1)(2)ジラール四重奏団 (2)タンギー・パリゾ(VA) [2] (1)〜(3)ジョスカン・オタル,(4)ヴィクトリア・ヴァシリェンコ,(5)(6)ジョルジェ・ラデフスキ(P) [3] (1)トリオ・メディチ (2)ヨーン・ハンビン,カツペル・ノヴァク,ジュスティーヌ・メトラル(VC)
録音
[1] 2017.2 [2] [3] 2017.4