ミニ・レビュー
ウィーンで活躍したフランツ・ミュルンベルガーが1803年に制作した「タンゲンテンフリューゲル」を使用し奏される、バッハからモーツァルトの作品たちを収めたディスク。日本を代表するチェンバリストである渡邊の精密な演奏、華麗な装飾によって18世紀の鍵盤音楽史を俯瞰することができる。
収録曲
01平均律クラヴィーア曲集第1巻〜前奏曲とフーガ第1番ハ長調BWV846 (J.S.バッハ)
02平均律クラヴィーア曲集第1巻〜前奏曲とフーガ第2番ハ短調BWV847 (J.S.バッハ)
03半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903 (J.S.バッハ)
04スペインのフォリアと12の変奏曲ニ短調Wq.118-9 (C.P.E.バッハ)
05ソナタ ヘ長調Hob.16-23 (ハイドン)
06「識者と愛好家のためのクラヴィーア曲集」第4巻〜ロンド変ロ長調Wq.58-5 (C.P.E.バッハ)
07「識者と愛好家のためのクラヴィーア曲集」第5巻〜ロンド ハ短調Wq.59-4 (C.P.E.バッハ)
08「識者と愛好家のためのクラヴィーア曲集」第6巻〜ロンド ニ短調Wq.61-4 (C.P.E.バッハ)
09幻想曲嬰ヘ短調「C.P.E.バッハの感情」Wq.67 (C.P.E.バッハ)
10ソナタ ト長調K.283 (モーツァルト)