ミニ・レビュー
これぞバロック・チェロ。音色は艶やかで瑞々しく、モダン・チェロの重厚さとは異なる軽やかさ、雅さ。18世紀のローマで活躍したボーニなどの作曲家たち。独奏楽器として羽ばたこうとしていたチェロを操る名手たちの溌剌とした様子が、現代の名手マルコ・チェッカートの演奏で甦る。
収録曲
01ソナタ ハ長調op.1-8 (ボーニ)
02ソナタ ニ短調WD.896-10 (アマデーイ)
03ソナタ第1番イ短調/ホ短調 (ハイム)
04ソナタ第2番ニ長調 (ペッローニ)
05ソナタ ト短調op.1-9 (ボーニ)
06チェロ独奏のためのシンフォニア ニ長調WD.551 (コスタンツィ)
07ソナタ第1番イ長調 (ペッローニ)
08ソナタ イ短調 (ボノンチーニ)
09アリア「愛の神 (アモール)よ、お前は何を私に語りたいのだ」 (ルリエール)
演奏
アカデミア・オットボーニ(マルコ・チェッカート(VC) レベカ・フェルリ(VC) フランチェスコ・ロマーノ(テオルボ,G) アンナ・フォンターナ(HC))