ミニ・レビュー
2013年エリザベート・コンクール優勝のギルトブルクにとって、ラフマニノフは特別に思い入れのある作曲家だという。協奏曲での深い音色、ソロ曲での暗めだが多様な色彩感、熟考を重ねた表現などに、その思いが表れている。協奏曲のオーケストラが、洗練されつつも甘く歌ってくれるのも嬉しい。
収録曲
01ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18 (ラフマニノフ)
02練習曲集「音の絵」op.33〜第1番 ヘ短調/第2番 ハ長調/第3番 ハ短調/第5番 ニ短調/第6番 変ホ短調/第7番 変ホ長調/第8番 ト短調/第9番 嬰ハ短調 (ラフマニノフ)
03愛の悲しみ (クライスラー/ラフマニノフ編)
04笑う小娘“W.Rのポルカ” (ベーア/ラフマニノフ編)
演奏
ボリス・ギルトブルグ(P) (1)カルロス・ミゲル・プリエト指揮 ロイヤル・スコティッシュ国立管弦楽団