ガイドコメント
トップ・ソプラノにまで上り詰めたネトレプコの、グイグイと頭角を現していた頃の録音。アバドの的を射たサポートを得て注目を浴びたヴィオレッタ、「ルチア」と「清教徒の女」の狂乱の場など、聴きどころ満載のアルバムだ。
収録曲
01歌劇「椿姫」〜ふしぎだわ!ふしぎだわ!…ああ、たぶんあの方よ…ばからしい!これこそ無意味なうわごとだわ!/私はいつだって自由 (ヴェルディ)
02歌劇「夢遊病の女」〜ああ!彼が他の女性を祭壇に導く前に/ああ!花よ、お前がこんなに早く/ああ!私がひたっているこの喜びは (ベッリーニ)
03歌劇「清教徒」〜おお、私に希望を返して下さいませ…ここであなたのやさしいお声が/ああ!あなたはほほえんでいらっしゃる!/いらっしゃい、いとしい方、月が空にかかっています! (ベッリーニ)
04歌劇「カプレーティとモンテッキ」〜私はこうして晴れの衣装を着せられて…ああ!いくたび (ベッリーニ)
05歌劇「ランメルモールのルチア」〜ああ神よ…彼のあまいやさしい声音が/ああ!あのおそろしい幽霊があらわれ出て/かぐわしい香りがくゆり/この世のにがい涙のヴェールを (ドニゼッティ)
06歌劇「オテロ」〜ご主人様のお心は…私の母は一人の気の毒な小間使を使っていたの/寂しい荒野に歌いながら泣く/聖母マリアよ (ヴェルディ)
07歌劇「ジャンニ・スキッキ」〜ねえ!やさしいおとう様 (プッチーニ)
演奏
アンナ・ネトレプコ(S) クラウディオ・アバド指揮 マーラー・チェンバー・オーケストラ (1)(2)セミール・ピルギュ(T) (3)(5)ニコラ・ウリヴィエリ(BS-BR) アンドレア・コンチェッティ(BS) (5)ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ合唱団 (6)サラ・ミンガルド(MS)