ミニ・レビュー
オケといいレヴァイン弾き振りによるピアノ・ソロといい、豪勢で明るくパワフルな響きに満ちたガーシュインである。リズムやアクセントはジャズのノリとは少々異なるし、旋律の歌わせ方もいくらか人懐こさに欠けるが、ここまでブリリアントにキメてくれれば、まあいいかと納得する。これもすなわちアメリカ!
ガイドコメント
現代アメリカを代表する名指揮者ジェイムズ・レヴァインがピアニストも兼ねたシカゴ交響楽団との演奏で、ガーシュウィンの管弦楽曲を4曲収録したアルバム(90年録音)。ジャズの要素を採り入れたアメリカン・クラシックの魅力を存分に味わうことができる。
収録曲
ガーシュウィン:
01ラプソディ・イン・ブルー (グローフェ編)
02キューバ序曲
03キャットフィッシュ・ロウ (「ポーギーとベス」による組曲)
04パリのアメリカ人
演奏
ジェイムズ・レヴァイン(指揮,(1)P) シカゴ交響楽団