ミニ・レビュー
世界中で一番映画が似合う街のひとつでもあるパリは、同様に最高に街角の音楽が似合う街でもある。そんな特別な場所を舞台とした無数の映画のなかから、パリのさまざまな街角に流れているような洒落っぽさにあふれたナンバーを22曲。ミュゼットのナイーブで優しい音と印象的なヴォーカルで聴かせる。
ガイドコメント
ギタリストのドミニック・クラヴィクのコンセプト・アルバム。『パリのロマンス』『男と女』など30〜70年代に公開されたフランス映画のサウンドトラックをドミニックがアレンジ。クレール・エルジエールがヴォーカリストとして参加したナンバーも収録。
収録曲
01「アタラント号/監督:ジャン・ヴィゴ」〜アタラント号 メインテーマ (アコーディオン アレンジ ヴァージョン)
02「パリのロマンス/監督:ジャン・ボワイエ」〜パリのロマンス
03「男と女/監督:クロード・ルルーシュ」〜男と女
04「5時から7時までのクレオ/監督:アニエス・ヴァルダ」〜プレイガール
05「大人は判ってくれない/監督:フランソワ・トリュフォー」〜大人は判ってくれない (サンバ)
06「リラの門/監督:ルネ・クレール」〜リラの門
07「巴里の屋根の下/監督:ルネ・クレール」〜巴里の屋根の下
08「ラスト・タンゴ・イン・パリ/監督:ベルナルド・ベルトリッチ」〜ラスト・タンゴ・イン・パリ
09「ランジュ氏の犯罪/監督:ジャン・ルノワール」〜美しい星に
10「アタラント号/監督:ジャン・ヴィゴ」〜アタラント号 メインテーマ (ストリングス アレンジ ヴァージョン)
11「ピアニストを撃て/監督:フランソワ・トリュフォー」〜シャルリ
12「ジュールとジム (突然炎のごとく)/監督:フランソワ・トリュフォー」〜つむじ風
13「悪魔が夜来る/監督:マルセル・カルネ」〜悪魔と奇蹟
14「現金 (ゲンナマ)に手を出すな/監督:ジャック・ベッケル」〜グリズビーのブルース
15「唇 (くち)によだれ/監督:ジャック・ドニオル=ヴァルクローズ」〜唇 (くち)によだれ
16「パリのつむじ風/監督:アンリ・ディアマン=ベルジェ」〜二つの音符
17「殿方ご免遊ばせ/監督:ミシェル・ボワロン」〜パリジェンヌ
18「5時から7時までのクレオ/監督:アニエス・ヴァルダ」〜黄昏のクレオ (あなたがいないと)
19「大人は判ってくれない/監督:フランソワ・トリュフォー」〜どうしたいんだ?
20「愛のカドリール/監督:リヒャルト・エックベルグ&ゲルマン・フリート」〜三日間
21「失楽園/監督:アベル・ガンス」〜失楽園
22「アタラント号/監督:ジャン・ヴィゴ」〜アタラント号 (アコーディオンをフィーチャーしたミュゼット)