ミニ・レビュー
ゴーギャンの絵画のもとに4人の作曲家の作品が結びつく。興味深いアルバムである。メインはディーリアスのヴァイオリン・ソナタ第3番。ロンドン在住の小町の精細な解釈と緻密な表現が同作品の真骨頂を明らかにしていく。温かみのある抒情的楽想が醸し出す極上の演奏が広がる。キャラハンのピアノも秀逸。
収録曲
01ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト短調 (ドビュッシー)
02ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番 (ディーリアス)
03ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調 (ラヴェル)
04君を愛す (ヴァイオリンとピアノのための歌曲) (グリーグ/エミール・ソーレ編)
05ソルヴェイグの歌 (ヴァイオリンとピアノのための歌曲) (グリーグ/エミール・ソーレ編)