ミニ・レビュー
17世紀の金管合奏といえばガブリエーリ。となればヴェネチアなのだが、実はローマでもこの形態は盛んに演奏されていた。さすがに教会と密接な繋がりがあるだけに、手放しのエンタテインメントというわけにはいかず厳格さはあるものの、壮麗な華やかさはヴェネチアと甲乙つけ難い。
収録曲
01「ラ・スパーニャ」による対位法楽曲第93番 (4声) (フェスタ)
02アルファ (6声) (ソリアーノ)
03カンツォン「ベルナルディニア」 (フレスコバルディ)
04ラ・リヴィエーラ (岸辺) (マジーニ)
05ドゥレッツェ (E.パスクィーニ)
06ひとり、もの思いにふけり (ボルボーニ)
07半音階的スケルツァ (ソリアーノ)
08ラ・スパーニャ (スペインの調べ) (ジョスカン)
09「ラ・スパーニャ」による対位法楽曲第111番 (5声) (フェスタ)
10カンツォン「ドナティーナ」 (フレスコバルディ)
11ラルバーナ (アルバニアの女) (マジーニ)
12カンツォン「ルッケジーナ」 (フレスコバルディ)
13パレストリーナのモテット「わたしの恋人は美しい」によるディミヌツィオーネ (ロニョーニ)
14カンツォン「ボンヴィジア」 (フレスコバルディ)
15リチェルカーレ (E.パスクィーニ)
16オメガ (6声) (ソリアーノ)
演奏
ランベール・コルソン(指揮,COR,ミュート・COR) アンサンブル・インアルト(マルレーン・レイヒェル(COR(ツィンク)) ギィ・ハンセン,アダム・ヴォールフ,シャルロット・ファン・パッセン,バルト・フローメン(TB(サックバット))) ベルナール・フォクルール(OG) (3)(12)セバスティアン・プロワジ(COR) (2)(16)アリス・フォクルール,フリート・ド・ヘイテル(S)