ミニ・レビュー
ホロヴィッツが自動ピアノに遺した20〜30年代の演奏。そのキラと鮮烈な音色と神業の如き技巧のダイナミズムをすでに身に備えた若き日の名人芸を、クリアな音で堪能できる貴重な記録。曲目も、ラフマニノフやショパン、リスト編曲ものなどのオハコに加え、自身の手になる小品が3曲含まれた“これぞ”もの。
収録曲
01前奏曲ロ短調op.32-10 (ラフマニノフ)
02前奏曲イ短調op.32-8 (ラフマニノフ)
03交響詩「死の舞踏」op.40 (サン=サーンス/リスト編)
04カルメン変奏曲 (ホロヴィッツ)
05歌曲集「白鳥の歌」D.957〜愛の便り (シューベルト/リスト編)
06練習曲変ホ短調op.10-6 (ショパン)
07練習曲ハ短調op.25-12 (ショパン)
08ワルツ ヘ短調 (ホロヴィッツ)
09ドゥムカop.59 (チャイコフスキー)
10前奏曲ト短調op.23-5 (ラフマニノフ)
11変わり者の踊り (ホロヴィッツ)
12モーツァルト「フィガロの結婚」の主題による幻想曲 (リスト/ブゾーニ編)
録音
(1)〜(3)1932. (4)(6)(7)1928. (5)(8)(9)1929. (10)〜(1