ミニ・レビュー
ドイツのバリトン歌手ベシュトラインがロマン派の詩人ガイベルの詩による28の歌曲を束ねた通好みのブーケ。個性的な響きの声でじっくりと歌い上げた多彩な曲に舌鼓を打つ。ヴォルフの「恋を逃す男」におけるユーモラスなとぼけた味わいがひと際光彩を放つ。
収録曲
01月 (メンデルスゾーン)
02少年の魔法の角笛 (シューマン)
03春 (ラハナー)
04懺悔 (ラハナー)
05静かな睡蓮 (ラハナー)
06川のほとりに (イェンゼン)
07そして眠っているのかい、私の恋人よ (イェンゼン)
08遠い、遠い時 (スコットランド民謡)
09おお、この熱望を鎮めておくれ (フェスカ)
10死にゆく子 (ランドハーティンガー)
11静かな睡蓮の花 (クララ・シューマン)
12夢の夕暮れ (グリューンフェルト)
13憧れ (シューマン)
14ジプシーの歌 (シューマン)
15ヒダルゴ (シューマン)
16恋を逃す男 (ヴォルフ)
17世のすべては静まり (ヴォルフ)
18ふたつの心が分かれる時 (メンデルスゾーン)
19いつか、私の思いも (グリーグ)
20我が心は重い (ブラームス)
21春の歌 (ブラームス)
22月の変容の中で (ヘルマン)
23四月に (ブルックナー)
24農村の春の歌 (ブリュル)
25遍歴 (五月がやってきた) (リユラ)
26小鳥よ、どこへ行くの? (フランツ)
27四月に (レーガー)
28人々の夜の歌 (プリューデマン)
演奏
ウルフ・ベシュトライン(BR) サッシャ・エル・モウイッシィ(P)