ミニ・レビュー
フルートとハープ。ある意味まったく定番の組み合わせなのだが、フランス近代はもとより、スペインや南米、そして日本の作品を取り上げることによって、いかにもの美しさのほかに、思いがけぬ表現の広がりを聴かせて新鮮な印象を与える。とりわけ音楽に込められた喜怒哀楽の表現が秀逸。
収録曲
015つのニュアンス (ベルトミュー)
02ジュ・トゥ・ヴ〜あなたが欲しい (サティ/東海林悦子編)
035拍子のパヴァ―ヌ (ダマーズ)
045つの小さな二重奏曲 (フランセ)
05ハバネラ形式の小品 (ラヴェル)
06間奏曲 (イベール)
077つのスペイン民謡〜ムーア人の織物/ナナ (子守唄)/カンシオン/アストゥーリアス地方の歌/ホタ (ファリャ/ホヨス、東海林悦子編)
08カンシオン (歌) (ファリャ)
09マルヴァロカ (カルヴォ/ホヨス編)
10忘却の木の歌 (ヒナステラ)
11アズラオ (青い鳥) (オヴァーレ)
12解き放たれた悪魔 (ノヤ)
13出発 (カルロス・ボネット)
14アルフォンシーナと海 (アリエル・ラミレス/東海林悦子編)
15中国地方の子守唄 (山田耕筰/矢代秋雄編)
16赤とんぼ (山田耕筰/林明編)