ミニ・レビュー
「どのジャンルにも増して教会音楽の作曲に大変な労力を捧げてきた」と語るテレマン、実際教会カンタータだけでも1700を超す作品を手掛けたとされる。その片鱗をうかがわせてくれる好企画、好演奏の一枚。現役バスの中では並ぶものなき“バッハ歌い”のコーイと秀逸なアンサンブルの共演。
収録曲
テレマン:
01オリーヴ山でイエスは語ったTWV1-364
02わたしは喜んで十字架への道をゆこうTWV1-884
03フラウト・トラヴェルソ、二つのヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ト長調TWV43-G10
04清らかな魂よ、どうかわたしの心をTWV1-1228
052挺のヴァイオリン、2挺のヴィオラと通奏低音のためのソナタ ヘ短調TWV44-32
06アリア「わたしを死の床につけてください」
072挺のヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ハ短調TWV42-c8〜アフェットゥオーゾ (感じやすく)
08受難オラトリオ「救世主イエスの厳しい苦しみと死についての、祝福に値する瞑想」TWV5-2〜アリア「おやすみ、わが人生」
演奏
ペーター・コーイ(BS) ミーネケ・ファン・デル・フェルデン(VG,指揮) Ens.ラルモニア・ソノーラ (フランソワ・フェルナンデス,山縣さゆり(VN) 上村かおり,リカルド・ロドリゲス・ミランダ(VG) ヤン・ド・ヴィンヌ,ベンヤミーノ・パガニーニ(FT) ペーテル・リッケルス(ヴィオローネ) レオ・ファン・ドゥスラール(OG))