ミニ・レビュー
東京都響主席ファゴット奏者である長 哲也のデビュー・アルバム。ファゴットだけのアルバム自体も珍しいが、収録曲すべてが無伴奏の現代作品という点も意欲的だ。この楽器でこんなことができるのか、といったような驚きがアルバムの最初から最後まで続く。耳と感性と技術の三位一体か。
収録曲
01ラプソディ (オズボーン)
02ファンタジーop.86 (アーノルド)
03パガニーニの主題による変奏曲 (アラール)
04モノローグ (イサン・ユン)
05ニグン (エルサン)
06ファゴットはたゆたい、そして微笑む (池辺晋一郎)