ミニ・レビュー
何処までも心地よく、ひたむきな音楽の流れに身を任せる。ウーティガー、ショルンスハイム、……古楽界の重鎮となった顔ぶれのアンサンブルは、誰が突出するでもなく高次のバランス。「ターフェルムジーク」の翌年、円熟期の傑作集ながら地味な存在の本作、貴重にして秀逸な全曲録音だ。★
収録曲
テレマン:〈12の独奏曲集〜ヴァイオリンまたはフルートと通奏低音のための〉[Disc 1]
01独奏曲 (ソナタ)第1番ヘ長調
02独奏曲 (ソナタ)第2番ホ短調
03独奏曲 (ソナタ)第3番イ長調
04独奏曲 (ソナタ)第4番ハ長調
05独奏曲 (ソナタ)第5番ト短調
06独奏曲 (ソナタ)第6番ニ長調
[Disc 2]
01独奏曲 (ソナタ)第7番ニ短調
02独奏曲 (ソナタ)第8番ト長調
03独奏曲 (ソナタ)第9番ロ短調
04独奏曲 (ソナタ)第10番ホ長調
05独奏曲 (ソナタ)第11番イ短調
06独奏曲 (ソナタ)第12番嬰ヘ短調
演奏
ミュンヒナー・カンマームジーク(ミヒャエル・シュミット=カスドルフ(FT) マリー・ウーティガー(VN) ハルトヴィヒ・グロート(VG) ヨアヒム・ヘルト(バロック・リュート,テオルボ) クリスティーネ・ショルンスハイム(HC))