ミニ・レビュー
深沢亮子の奏するアルペッジョーネ・ソナタの前奏が始まるやいなやシューベルトを聴く喜びに浸る。ピアノに支えられて安達真理が弾くヴィオラもメロディアスで美しい。表情の隈取りが幾分濃いのは若さゆえの気負いだろうか。次作に期待が高まる二人の共演だ。
収録曲
シューベルト:
01アルペッジョーネ・ソナタ イ短調D.821 op.posth.
02歌曲集「冬の旅」D.911 op.89〜おやすみ/風見/菩提樹/鬼火/春の夢/郵便馬車/道しるべ/宿屋/辻音楽師 (ヴィオラ版)
シューマン:
03アダージョとアレグロ変イ長調op.70