ミニ・レビュー
2016年に惜しまれつつ世を去ったフィンランドの作曲家。紛れもなく現代曲なのだが、とくに後期の作品では神秘的で静謐な雰囲気を漂わせ、聴き手の心に深く染み込んでくる。ターニャ・テツラフが作品を慈しむかのように奏でるチェロの音色。「わが心の歌」など、チェロ好きなら必聴だ。
収録曲
ラウタヴァーラ:
01チェロとピアノのためのソナタ第1番
022つの前奏曲とフーガ
03独奏チェロのためのソナタ
04わが心の歌
05チェロとピアノのためのソナタ第2番
062台のチェロとピアノのための「Polska」 (ランタサルミ民謡による変奏曲)
演奏
ターニャ・テツラフ(VC) (1)(2)(4)〜(6)グニッラ・シュスマン(P)