ミニ・レビュー
マンドリンとギターのデュオ。主役は明確にマンドリン。なかんづくその魅力の代表格であるトレモロの響き。だが、おなじみ甘い歌い回しがセンチメントに訴えるレトロな音姿から少し距離を置き、あくまで端正に響きを旋律と融け合わせて音色を堪能させる。簡潔で要を射たギターの情景作りも過ぎず適確だ。
収録曲
01ワルツ・コンチェルト (ムニエル)
02アンダンテとポロネーズ (メッツァカーポ/益田正洋編)
03マンドリン協奏曲ハ長調 (ヴィヴァルディ/益田正洋編)
04ブルレスカ (ラニエリ)
05ワルシャワの思い出 (ラニエリ/壺井一歩編)
06降誕祭の印象〜マンドリンとギターのための小組曲 (アマディ)
07夢うつつ (メッツァカーポ/吉田剛士編)
08チャールダーシュ (モンティ/益田正洋編)
09スペイン風奇想曲 (ムニエル)
10子守唄 (ラニエリ/壺井一歩編)