ミニ・レビュー
世界のひのき舞台で活躍するメゾ、藤村実穂子。2015年サントリーホールにおける白熱のライヴである。バイロイト音楽祭でも好評を博したフリッカ(「ワルキューレ」)の神々しく凛とした歌唱が素晴らしい。「ヴェーゼンドンク」歌曲集に聴く円熟の表現にも感銘を受ける。
収録曲
01カンタータBWV170「満ちたれる安らい、うれしき魂の悦びよ」〜第1曲 アリア (J.S.バッハ)
02魔王D.328 (シューベルト/ベルリオーズ編)
03ヴェーゼンドンク歌曲集 (ワーグナー/モットル編)
04楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲 (ワーグナー)
05楽劇「ワルキューレ」第2幕第1場から (フリッカ) (ワーグナー)
06歌劇「オルレアンの少女 (ジャンヌ・ダルク)」〜神が望んでいる!…さようなら、森よ (チャイコフスキー)
07歌劇「サムソンとダリラ」〜あなたの声に私の心は開く (サン=サーンス)
08歌劇「カルメン」〜ジプシーの歌 (ビゼー)
演奏
クリストフ・ウルリヒ・マイヤー指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団 (1)〜(3)(5)〜(8)藤村実穂子(MS)