ミニ・レビュー
要するにクラリネットのソロ・アルバム。何とも珍しい試みだ。それにしても、否応なくそれはメロディ、或いは一本のラインを吹き続けることになる。選ばれている曲も、当然メロディがウリのもの。だがバッハの音楽がそうであるように、ラインなのにハーモニーを感じさせる。非凡なり。
収録曲
01からたちの花 (山田耕筰)
02庭の千草 (アイルランド民謡)
03タイスの瞑想曲 (マスネ)
04アヴェ・マリア (シューベルト)
05アヴェ・マリア (ヴァヴィロフ、カッチーニ)
06アヴェ・マリア (グノー)
07夢のあとに (フォーレ)
08白鳥 (サン=サーンス)
09愛のあいさつ (エルガー)
10無伴奏チェロ組曲第1番〜プレリュード (J.S.バッハ)
11バッハへのオマージュ (コヴァーチェ)
12ウェーバーへのオマージュ (コヴァーチェ)
13コダーイへのオマージュ (コヴァーチェ)
14ハチャトゥリアンへのオマージュ (コヴァーチェ)