ミニ・レビュー
ピノック&イングリッシュ・コンサートによる、80年代後半の録音。バロック・ヴァイオリン演奏の先駆ともいえるサイモン・スタンデイジらが独奏を務める。オリジナル楽器によるバロック音楽が盛んになった頃の演奏だが、このヴィヴァルディの協奏曲集は、今聴いても、新鮮に感じられる。
ガイドコメント
ヴィヴァルディの合奏協奏曲の傑作「調和の霊感」全曲。第10曲はバッハが編曲したことでも有名だ。ピノックとピリオド楽器のイングリッシュ・コンソートによる、爽快で優雅ともいえる演奏で彩っている。
収録曲
ヴィヴァルディ:〈協奏曲集「調和の霊感」op.3〉[Disc 1]
01協奏曲第1番ニ長調RV549
02協奏曲第2番ト短調RV578
03協奏曲第3番ト長調RV310
04協奏曲第4番ホ短調RV550
05協奏曲第5番イ長調RV519
06協奏曲第6番イ短調RV356
[Disc 2]
01協奏曲第7番ヘ長調RV567
02協奏曲第8番イ短調RV522
03協奏曲第9番ニ長調RV230
04協奏曲第10番ロ短調RV580
05協奏曲第11番ニ短調RV565
06協奏曲第12番ホ長調RV265
演奏
トレヴァー・ピノック(指揮,HC) イングリッシュ・コンサート サイモン・スタンデイジ,エリザベス・ウィルコック,ミカエラ・コンベルティ,マイルズ・ゴ-ルディング(VN) ヤープ・テル・リンデン(VC)