ガイドコメント
ラモーの11の舞台作品から、ミンコフスキが選んだ「空想の管弦楽曲」集。題名から明らかなように、交響曲を書かなかったラモーの交響曲的センスが明確に分かる画期的アルバムだ。ミンコフスキの才気が光る。
収録曲
ラモー:
01英雄牧歌劇「ザイス」〜序曲「混沌からの解放と四大元素が分離する時の衝撃を描いた序曲」
02音楽悲劇「カストールとポリュクス」〜葬送の場 (第2幕第2場)
03オペラ=バレ「エベの祭典」〜優美なエール (第2アントレ-音楽、第5場)
04音楽悲劇「ダルダニュス」〜タンブーラン1&2 (プロローグ)
05オペラ=バレ「栄光の神殿」〜女神たちのための優美なエール (第1幕)
06音楽悲劇「レ・ボレアード」〜ロンドー形式によるコントルダンス (第1幕第4場)
07アクト・ド・バレ「オシリスの誕生」〜優雅なエール
08音楽悲劇「レ・ボレアード」〜時とゼフィールのためのガヴォット1&2 (第4幕第4場)
09バレ・ブフォン「プラテ」〜嵐 (第1幕第6場)
10音楽悲劇「レ・ボレアード」〜前奏曲 (第5幕第1場)
11六重奏による6つのコンセール〜コンセール第6番「めんどり」 (「新クラヴサン曲集」からの作者不詳の編曲)
12オペラ=バレ「エベの祭典」〜ロンドー形式によるミュゼット (テルプシコーレのダンス)-ロンドー形式によるタンブーラン (第3アントレ-舞踏)
13音楽悲劇「イポリトとアリシ」〜リトゥルネル (第3幕)
14英雄牧歌劇「ナイス」〜リゴドン1&2 (プロローグ)
15オペラ=バレ「優雅なインドの国々」〜未開人の踊り-ロンドー (第4アントレ-未開人)
16音楽悲劇「レ・ボレアード」〜ポリヒュミニアのアントレ (第4幕第4場)
17オペラ=バレ「優雅なインドの国々」〜シャコンヌ (第4アントレ-未開人)
演奏
マルク・ミンコフスキ指揮 レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル