ミニ・レビュー
左右ともにボタンで奏するクラシック・アコーディオンの音色。なんともいい味がある。演奏されている曲は細川作品以外はすべてピアノ曲だが、音域や強弱によって響きの色や立ち上がりの速さが異なることで、原曲では得られない想いが誘い出される。表題のないモーツァルトの変奏曲にすら物語が蠢く。★
収録曲
01「休暇の日々から」第1集 (デオダ・ドゥ・セヴラック)
02蝶のワルツop.22-17 (エルッキ・メラルティン)
03グラスハーモニカのためのアダージョK.356 (617a) (モーツァルト)
04「あぁ、ママに言うわ」による12の変奏曲K.265 (300e) (モーツァルト)
05エチュードop.76-2 (シベリウス)
06ポプラop.75-3 (シベリウス)
07メロディア (細川俊夫)
08夏の夕べop.71-2 (グリーグ)