ミニ・レビュー
バッハのカンタータのおいしいところを3曲、ガーディナーの脂の乗り切った時期の秀演で満喫。鍛え上げた声楽(合唱)とオケの精妙なバランス、それぞれの音の“距離感”までもが精妙にコントロールされて、しかも響きが美しい。今回の再発は“緑のディスク”で音質改善(?)、音の抜けが良い!
ガイドコメント
教会カンタータの傑作3曲を収録。哀悼行事という副題を持つ106番、〈目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声〉がある140番、〈主よ、人の望みの喜びよ〉を含む147番と、有名曲揃いだ。ガーディナーの明快な曲作りが心地いい。
収録曲
J.S.バッハ:
01カンタータ第106番「神の時こそいと良き時」BWV106
02カンタータ第140番「目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声」BWV140
03カンタータ第147番「心と口と行いと生きざまは」BWV147
演奏
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮 イングリッシュ・バロック・ソロイスツ モンテヴェルディ合唱団 マイケル・チャンス(C-T) アントニー・ロルフ・ジョンソン(T) スティーヴン・ヴァーコー(BS) (1)ナンシー・アージェンタ,(2)(3)ルース・ホールトン(S)