ミニ・レビュー
いまやフランス人を超えたフランス・ヴィオール音楽の覇者、酒井 淳の真骨頂アルバムだ。酒井は、名前を伏せてイニシャルだけの表記で出版されたクープラン最晩年の作品を「演奏不可能なことはいっさい書かれていない」と評し、厳選された録音会場(仏銀行「黄金の間」)の理想の響きの“雅”。拝聴。★
収録曲
F.クープラン:
01通奏低音をともなうヴィオール曲集より「組曲第1番ホ短調」
02ヴィオールのための聖歌 (趣味の和、または新コンセール、1724年より)
フォルクレ:
033つのヴィオールのための作品 (MS.135)
04ラ・ジルエット (Vm7 6296)
F.クープラン:
05通奏低音をともなうヴィオール曲集より「組曲第2番イ長調」
演奏
酒井淳(VG) クリストフ・ルセ(HC) マリオン・マルティノ,(3)イザベル・サン=イヴ(VG)