ミニ・レビュー
かつて発売されていたターラ音源が新たなリマスタリングで蘇った。ブルーノ・ワルターのライヴ6枚組。1952年のベルリン帰郷公演や1950年ザルツブルクでのマーラー4番……など、音楽ファンなら聴き逃せない音源がずらり。ローマでのベト7はワルター唯一のライヴ音源。音質も良好だ。
ガイドコメント
宇野功芳監修の『ブルーノ・ワルター至高の遺産』(10枚組)から6枚を選出したBOX。輸入盤は長らく入手不可となっていた。いずれもライヴ録音で、ワルターの真の姿が浮かび上がる演奏として貴重なものだ。
収録曲
[Disc 1]
01交響曲第40番ト短調K.550 (モーツァルト)
02交響曲第2番ニ長調op.73 (ブラームス)
[Disc 2]
01運命の歌op.54 (ブラームス)
02交響曲第1番ニ長調「巨人」 (マーラー)
[Disc 3]
01交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」 (モーツァルト)
02交響曲第4番ト長調 (マーラー)
[Disc 4]
01交響曲第9番ニ短調 (原典版) (ブルックナー)
[Disc 5]
01交響曲第4番ト長調 (マーラー)
[Disc 6]
01交響曲第40番ト短調K.550 (モーツァルト)
02交響曲第7番イ長調op.92 (ベートーヴェン)
演奏
ブルーノ・ワルター指揮 [1] ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [2] アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 (1)アムステルダム・トーンクンスト合唱団 [3] [4] ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団 [3] (2) [5] イルムガルト・ゼーフリート(S) [5] ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 [6] ローマ・イタリア放送交響楽団
録音
[1] 50.9 [2] 1947.10 [3] 53.1 [4] 53.12 [5] 1950.8 [6] (