ミニ・レビュー
レグラ・ミューレマンは86年スイス生まれ。ソニー・クラシカルでのデビュー・アルバムとなるこの「モーツァルト・アリア集」は、オペラやコンサートのアリアからモテットまで、上演機会の少ないものを含む選曲が凝っていて、ミューレマンのしなやかで軽快なコロラトゥーラが満喫できる。
ガイドコメント
今ヨーロッパで熱い注目を浴びているルツェルン生まれのソプラノ、レグラ・ミューレマンのソニー・クラシカルへのデビュー・アルバム。もっとも得意としているモーツァルトで、軽やかな歌い回しと感情豊かな歌唱を聴かせてくれる。
収録曲
モーツァルト:
01アリア「やさしい春がもうほほ笑んでいる」K.580 (パイジェッロの歌劇「セビリアの理髪師」への挿入アリア)
02歌劇「偽の女庭師」K.196〜カヴァティーナ「雉鳩は嘆く」 (第1幕第11曲)
03歌劇「劇場支配人」K.486〜アリエッタ「別離の時の鐘が鳴り」 (第1曲)
04アリア「あなたは今は忠実ね」K.217 (ガルッピの歌劇「ドリーナへの結婚」への挿入アリア)
05歌劇「皇帝ティートの慈悲」K.621〜アリア「涙以外のことを」 (第2幕第21曲)
06歌劇「後宮からの誘拐」K.384〜アリア「優しくしたり、ご機嫌とったり」 (第2幕第8曲)
07歌劇「ルーチョ・シッラ」K.135〜アリア「嵐が烈しい音を立て」 (第3幕第19曲)
08アリア「神よ、あなたにお伝えできれば」K.418
09モテット「エクスルターテ・ユビラーテ (おどれ、歓呼せよ)」K.165 (158a)
演奏
レグラ・ミューレマン(S) ウンベルト・ベネデッティ・ミケランジェリ指揮 バーゼル室内管弦楽団