ミニ・レビュー
英国で長きにわたり学び、活躍を続けてきた綱川のピアニズムは軽やかでありながら、押しつけがましくない力強さを持っている。彼女の魅力が存分に発揮されたプログラミングが印象的な本盤、特にスカルラッティの華やかさ、バルトークの民俗性の表出などは特筆すべきものがある。
収録曲
01ソナタ ニ短調K.213 (D.スカルラッティ)
02ソナタ ホ長調K.162 (D.スカルラッティ)
03バガテル変ホ長調op.33-1 (ベートーヴェン)
04間奏曲変イ長調 (プーランク)
05「鏡」〜悲しい鳥たち (ラヴェル)
06ルーマニア民族舞曲 (バルトーク)
07束の間の幻影op.22 (プロコフィエフ)